現在、高崎駅東口では、芸術センター「高崎芸術劇場(2019年9月開業予定)」、コンベンション施設「Gメッセ(2020年開業予定)」などの大規模な開発プロジェクトが進行しています。
さらに高崎芸術劇場西側には高さ100m近い複合ビルが計画されており、これら東口の再開発事業はおおむね2023年にはほとんど完了が想定されています。
本記事では、開業までちょうど3カ月に迫った高崎芸術劇場についてまとめていきたいと思います。
目次
高崎芸術劇場とはどんな施設?
(画像出典:高崎芸術劇場の整備)
施設の概要
高崎芸術劇場は、2019年9月開業予定の大劇場、スタジオシアター、音楽ホールなどを備えた芸術センターです。
高崎市はこれまで「音楽のある街」を提唱してきており、この施設の活用により、音楽の街の伝統を継承・進化させたいとの事です。
高崎芸術劇場は、Gメッセと同様にペデストリアンデッキもつながりますので、駅からのアクセス性は抜群です。
施設の西側では前述の通り複合商業施設の計画があり、劇場と連携した高度利用が期待されています。
施設の詳細
劇場内には、以下の設備が入る予定です。
大劇場(2030席):クラシック音楽からポップスのコンサート、舞台演劇など、幅広い演出に応える高機能な多目的ホール
音楽ホール(415席):県内初の本格的音楽専用ホール
スタジオシアター(568席):奥行きが変化する舞台や、全てフラットになる可動式の客席など、イベントに合わせた自由な空間形成が可能
(画像出典:高崎芸術劇場の整備)
なんと9月20日のこけら落としは…
演目
高崎芸術劇場では、開館日の9月20日、『こけら落とし公演として群馬交響楽団と高崎第九合唱団、世界最高峰のソリストを迎え、「歓喜の歌」で知られるベートーヴェンの交響曲第9番を演奏する。』ようです。
音楽に疎い私はわかりませんが。。。悲
出演=大友直人(指揮)、クリスティン・ルイス(ソプラノ)、中嶋彰子(メゾ・ソプラノ)、ペーター・ロダール(テノール)、泉良平(バリトン)、群馬交響楽団、高崎第九合唱団
曲目=ベートーベン「交響曲第9番 ニ短調〈合唱付き〉」
チケットの応募方法
このこけら落とし公演会には、市民約1000人を無料で招待するとのことです。詳細は広報高崎6月1号をご覧ください。
申し込み方法は、下記の宛先に住所・氏名・電話番号・希望人数(2人まで)をはがきに書いて、下記宛先に送付すればいいようです。
宛先:〒370-8501高崎市役所内高崎財団「第九」係
なお、応募者多数の場合は抽選、結果は8月下旬に発送予定とのことです。おそらく抽選になることでしょう。
高崎芸術劇場内に営業するカフェ・レストランが決定
高崎芸術劇場1階に「シアターカフェ&レストラン」がオープンするとのことです。
運営は、(株)レストランスワン(前橋市問屋町)のようです。こちらの会社は「ザ・ジョージアンハウス1997」「ロイヤルクレストハウス」も運営しており、2020年開業予定のGメッセにもカフェをオープンするようです。
なお、レストラン内はカフェ部分とコース料理を提供するレストラン部分を分割するとのことで、気軽な利用も価値の高い料理も提供できるスペースとなりそうです。
シアターカフェ
「シアターカフェ」は、いつでも気軽にドリンク、デザート、ランチ、サパーなどを楽しめる、カジュアルなカフェです。石張りのフロアからガラス窓を通じて、街に溶け込むようなデザインで、昼は自然光があるれる寛ぎのスペースに、夜は街に賑わいを通るドラマティックな空間になります。…(画像および文章:クラブスワン2019vol.57より引用)
シアターレストラン
「シアターレストラン」は、おもてなしにもふさわしい贅沢な空間。カフェスペースの奥に鉄扉の仕切りを設けて、レストラン専用フロアがあります。わずか24席の小さなレストランですが、専属シェフの料理をゆっくりと堪能しながら、ワインと共に寛ぎのひと時を過ごせます。…(画像および文章:クラブスワン2019vol.57より引用)
あれ、そういえば群馬音楽センターはどうなるの?!
現在の音楽センターは、やはり市民には思い入れがあるようです。取り壊されることになったら悲しいでしょうね。。。
設計はアントニン・レーモンド。アコーディオンのような屋根が特徴で、「日本の近代建築20選」にも選ばれています。ちなみに施工は、井上工業。
富岡市長は「センターは市民の文化財と思っている。これからも、センターならではの使い方をしていく」と言っているようですが、どうなるのでしょうか。
まとめ
次々に開発が進む高崎駅東口は、その姿がどんどん変わっていきそうですね。
音楽や芸能に疎い私ですが、気軽に立ち寄れる高崎芸術劇場であってほしいなと思います♪